ゴマペプチドとは

このところ評判を呼んでいるゴマペプチドとは、ゴマの種子から抽出したタンパク質を分解した成分を指します。
ペプチドは、タンパク質の構成単位であるアミノ酸がいくつかつながったもので、アミノ酸の取り合わせによって、どんな働きをするのか、今も研究が進められています。

ゴマの種は小粒であっても、その栄養価たるや、そのサイズ感を凌駕しています。
不飽和脂肪酸のリノール酸やオレイン酸を多く含み、強い抗酸化作用のあるビタミンEも豊富です。
また、ゴマ特有成分であるセサミンやセサミノールなどのリグナン類は、活性酸素の害を抑え、アンチエイジングにもと期待が高まっています。
成分の構造上、ゴマペプチドとは区別されますが、あわせて注目しておきたい成分です。

ゴマペプチドとは、すでに商品化されているもので、健康茶としての形態が一般的になっています。
血圧が高めという人には、特に人気のようです。
高血圧に良いと評判のゴマペプチドとは、降圧剤ほどの効果は期待できないにしても、安全性が高いのはメリットに挙げられます。高血圧の対策として、何種類かあるペプチドの中でも、ロイシン、バリン、チロシンからなる取り合わせがベストだとされています。

そもそも、ゴマペプチドとは、日常的に食べられているゴマが原料であるので、副作用の心配は基本的に不要です。特定保険用食品（トクホ）に認定されさえしています。
価格的な点でも、数ある健康茶と比較して、特別に高いという訳ではありません。
ただ、お茶として飲むペプチドは、単体としては少々の味に違和感を感じるむきはあるようです。メーカーによっては、大麦やはと麦とブレンドして、飲みやすいと評判のものもあります。