ゴマペプチドに副作用？

ゴマペプチドは、高めの血圧を改善したい人の間で評判になっている成分です。
それも、一般的な食品であるゴマが原料であり、そこからとれたアミノ酸ですから、通常の摂取では副作用の心配はいりません。
構造的に、ゴマペプチドは、ゴマのタンパク質を分解させてできる産物です。
今さらいうまでもなく、ゴマは古くから利用されてきた食品であり、日本でも「ごまかす」とか「ゴマをする」などの慣用句で多用されているくらい、生活になじんだものとなっています。
まれにアレルギーがあるという人は別として、副作用が出たという話は今までにどこからも発生しておらず、今後も現れることは、まずないでしょう。

ただ、高血圧の治療を受けていて、降圧剤を飲んでいるという人は、注意が必要です。
高血圧の薬としては、血中でアンジオテンシン転換酵素（ACE）の働きを抑えるACE阻害薬やカリウムが増えすぎるのを防ぐカリウム拮抗薬がしばしば処方されるのですが、薬を毎日飲んでいる状態で、ゴマペプチドを大量に摂取しでもしたら、薬が効きすぎてしまって、血圧が下がりすぎるという「副作用」に見舞われないとも限らないのです。
薬を飲んでいる人が、ゴマペプチドを新たに始める場合、事前に医師に相談して指示を仰ぐのが賢明です。
健康な人でも、摂取量の目安は守り、一度に過剰摂取するようなことは絶対にNGです。
一般に、サプリメントを始めるにあたって、妊娠中や妊娠の予定がある人は、副作用が起こらないか、大事を取って事前に医師に相談するよう勧められています。
ゴマペプチドについても念のため、同様の措置を取るのがオススメです。腎機能が弱っている人も一応、副作用に注意しておくのが賢明です。